Infoseek 楽天

石丸伸二氏の質問に吉村知事即答「自公とは離れるべき。古い政治」一方で立民のやり方は「嫌い」

日刊スポーツ 2024年9月8日 12時34分

大阪府の吉村洋文知事と(49)広島・安芸高田市の前市長、石丸伸二氏(42)が、元テレビ東京の名物プロデューサー高橋弘樹氏のプロデュースするビジネス動画メディアReHacQ(リハック)で対談し、8日までに第2弾の動画が公開された。

石丸氏は、自民公明の連立政権の話題の中で、日本維新の会の共同代表も務める吉村知事に「(自公との)関係性ってこれからどういう風に見ているのか?」と質問。「難しかったらはぐらかして頂いても結構なんですけど、代表として、馬場(伸幸代表)さんとかとスタンスがおありなのかもしれないですけど、近づいてみるのか、離れていく方なのか、思いがおありだったりしますか」と、フォローも入れながら続けた。

吉村知事はこの問いに「僕は離れていくべきだと思っています」と即答し、石丸氏は「おおー」と声をあげた。吉村知事は「もちろん、やりにくくなるところはあるんでしょうけども、今の自民党が今の自民党のままだったら、やっぱり離れていくべきだとは思います」と説明。理由について「ずっと古い政治をやってきているだけじゃないですか。今回、総裁選挙で若い小泉さんとか小林(鷹之)さんとか出ているから、どこまで変わるかわからないけれど、今の自民党の政治のやり方を見ている限りでは、僕は離れていった方がいいと思います」と強調した。

「古い政治」については「今まで自民党が積み上げてやっている、永田町でやっている、自分たちで物事を決めて、目の前の選挙を応援してくれる人たちを向いた政治をやっていると思っているんですけど。とにかく、大きく変えようというよりは、現状維持しながらどんどん衰退していっている。この政治スタイルを取る限りは、僕は離れていくべきだとは思う」とコメント。「いろんな業界とか団体とか含めて、本当にしがらみだらけなんです。自民党の政治は。そのしがらみはお金にもなるし票にもなるから選挙は強いんだけれど、そことは離れていった方がいい。違うところに行った方がいいと思う」と繰り返した。

石丸氏から、野党としてのスタンスを確認されると「(立憲)民主党みたいなああいうやり方は嫌いですから、とにかく『反対』と大声を出す、ではないけれど、自民党から離れていった方がいい」と言及した。

一方で、吉村知事は「いきなり政権交代は無理だと思う」と現実論も。「選挙の戦略で行くと、自民党の過半数割れを目指していった方がいい」とし、その理由を「(党の)政策を実現しないとダメ」と語った。

現状は「与党が過半数割れしないと全部自民党の政治しか成り立ってない、あとは言っているだけ、になっちゃう」と説明。「まずキャスティング・ボートを握る。公明党的立場」と、政策実現から、党の勢力を広げていく私案を披露した。

この記事の関連ニュース