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玉川徹氏、小泉進次郎氏の「限界」を指摘「言わないとバランスが取れないんだろうね」

日刊スポーツ 2024年9月9日 9時43分

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は9日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、自民党総裁選(12日告示、27日投開票)に出馬表明した小泉進次郎元環境相(43)の「限界」を指摘した。

進次郎氏が6日の出馬会見で、次期総裁について「改革を唱えるリーダーではなく、改革を圧倒的に加速できるリーダーを」と訴えたことを念頭に「小泉進次郎さんは、圧倒的なスピードでの改革とおっしゃっているが、それを日本語では『革新』という。考え方としてはそういうふうな考えを持っているのだと思う」と指摘。一方で「でも自民党は保守勢力、保守政党とといわれている。そこの象徴が憲法改正だ」と、進次郎氏が国民投票の実現に意欲をみせた憲法改正に言及しながら「政策を見ると、選択的夫婦別姓とかをやりたいということだが、憲法改正も言わないと、バランスが取れないんだろうね。憲法改正も積極的に発言されているが、これが保守政党の限界だろうと思う」と私見を示した。

ANNの世論調査で、国民が議論を深めてほしいと求めている項目について「圧倒的にワンツーは、景気物価高対策と、年金社会保障制度。憲法委改正は5%ですよ。いつもひとけた」と、国民は必ずしも憲法改正に関心は高くない実態に言及。「国民からみると優先度の低い政策なんだけど、どうも議員さんは、憲法改正の話をしていれば政治家をやっている、という思い込みがあるのではないかとすら、私には思える」と、憲法改正の議論に踏み込もうとする背景を推測した。

玉川氏は「優先度が高いのは(物価高対策など)ほかの政策だ。国全体で国民を巻き込んでどうやって対処しましょうと、一生懸命考えても正しい答えは出るか分からない。憲法とかは後の後でいいと思っているんだけど、それを言わざるを得ないところが保守政党の限界」と述べた。

番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一も「党内のバランス感覚もあるんでしょうね」と応じた。

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