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長澤まさみ&三谷幸喜監督「ばり、うれしか~!」映画イベントに福岡のファン1000人超集結

日刊スポーツ 2024年9月9日 19時34分

長澤まさみ(37)が9日、福岡市内で行われた主演映画「スオミの話をしよう」(13日公開)公開直前イベント「福岡でスオミの話をしよう!!」で、脚本も務めた三谷幸喜監督(63)と2人きりで作品について存分に語り合った。

福岡は、同監督の母が市内の平尾に住んでいた時期があり、鹿児島出身の実業家の父も中州でクラブを経営していた関係から2歳まで住んでいたゆかりの地。会場には1000人超のファンが、吹き抜けの4階まで、すし詰め状態となった。

三谷監督は、男性を中心に野太い声援を浴びた。長澤から「三谷さん、今日、朝から何しよったと?」と博多弁で声をかけられると「取材ばっかりで疲れたばってん、みんなの顔見て ばり、うれしか~!」と掛け合いしながら、ファンに感謝。「愛着がある。九州の血が流れています」と笑みを浮かべた。

今回のイベントは、長澤が5~11日まで北九州芸術劇場大ホールで上演中の、野田秀樹氏(68)作・演出のNODA・MAP第27回公演「正三角関形」に出演しており、ちょうど9日が休演日だったため、北九州市小倉から福岡に駆けつけ、公開直前のタイミングでイベントが実現した。「ご飯がおいしくて、福岡に来ると何、食べよう、何、食べようと迷っちゃって。いつも仕事でしか来たことがないので、いつかプライベートで来たいなと思っている大好きな場所。今、小倉の方に滞在中で、福岡に来ました。来られて本当にうれしい」と喜んだ。

さらに、この日の会場と上演中の舞台の感触も含め「ノリがいいですね。熱いです」と九州のファンと観客を評した。「舞台公演もしていますけど、とても熱心に観劇してくださっている印象がある。物語に触れるのが本当に好きなんだと感じ、とてもうれしい気持ちになっています」と笑みを浮かべた。

「スオミの話をしよう」は、三谷監督にとって5年ぶりの新作で、三谷監督は、22年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で語りを務めた長澤を、14年の舞台「紫式部ダイアリー」で起用。長澤は今回、主人公のスオミを演じた。坂東彌十郎(68)演じる、現在の夫で“5人目の男”である自分勝手な詩人・寒川しずおの屋敷から失踪するところから物語が始まる。スオミの失踪を知り、元夫4人が寒川の豪邸に集結し、どこへ消えたのかと右往左往する。5人が語るスオミが、それぞれイメージが全然、違うのが、物語のポイントであり根幹だ。スオミの最初の夫で、寒川家のM気質の使用人の魚山大吉を遠藤憲一(63)、2番目の夫で見えっ張りのユーチューバー十勝左衛門を松坂桃李(35)、3番目の夫でお人よしな刑事・宇賀神守を小林隆(65)、4番目の夫で経質すぎる警察官・草野圭吾を西島秀俊(53)が、それぞれ演じた。

また、長澤演じるスオミの行く先々に現れる神出鬼没な女・薊(あざみ)を舞台などで常連の宮澤エマ(35)西島演じる草野の有能な部下・小磯杜夫(こいそ・もりお)を瀬戸康史(36)寒川の世話係・乙骨直虎(おっこつ・なおとら)を戸塚純貴(32)が、それぞれ演じた。

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