フジテレビ系で25日に放送される神尾楓珠（25）主演のスペシャルドラマ「最寄りのユートピア」（午後10時）に、4人組ロックバンドflumpoolの山村隆太（39）が本人役で出演することが発表された。神尾演じるシンガー・ソングライターの主人公が憧れを抱くミュージシャンとして登場する。
本作は、夢と現実のはざまで葛藤する男女が偶然に出会い、“お酒”と“音楽”とともに過ごした2人の時間がもたらす奇跡を描く。
山村は、音楽活動の傍ら、17年に同局系「突然ですが、明日結婚します」で俳優デビュー。本作の演出・並木道子、プロデューサー・栗原彩乃とはそれ以来のタッグとなる。また、今年6月には映画「風の奏の君へ」でスクリーンデビューを果たす。本作で演じるのは、「世の中の人が自分の歌に何を求めているのか」分からなくなり、新曲を書けずに壁にぶつかっているミュージシャン役。そんな折、自宅のベランダから隆司（神尾）と夕莉（北香那）が音楽を奏でながら楽しそうに過ごしている姿を見ているうちに、音楽との向き合い方に変化が訪れる。
山村は、出演に際し「めちゃめちゃうれしいです！すごく光栄でした。（デビューして）15年諦めずにやってきてよかったなと思いました。ご褒美をもらったような気持ちになりました！」と喜んだ。神尾について「かっこいい」「ものすごく芯のある方」「歌がうまい」と立て続けに称賛。劇中では神尾と山村がギターセッションするシーンもあり「僕もご一緒するシーンで神尾さんが歌ったとき、聞き惚（ほ）れてしまって。演技を忘れてしまい、テイクが予定より多くなってしまいました（笑い）。神尾さんの歌が素晴らしくてたくさん聞きたくなってNGをいっぱい出してしまいました（笑い）」と明かした。作品については「夢を見ることや自分らしさを貫くことがテーマかと思っています。このドラマは“変わらないことの大切さ”を教えてくれると思うし、支えてくれる人たちの大切さまで教えてくれるなと。僕も15年やって変わらなきゃいけないのかなと思うこともありますが、でも変わらずに自分たちの初心や時間がたっても変わらないものを大切にしたいなと思いました」と呼びかけた。
ほか小林涼子（34）田中真琴（29）森田甘路（38）吹越満（59）も出演する。