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自民にレッドカード!立民代表選4候補が裏金事件対応を批判、打倒へ決意表明/インタビュー

日刊スポーツ 2024年9月9日 23時44分

立憲民主党代表選に立候補した枝野幸男前代表(60)、吉田晴美衆院議員(52)、泉健太代表(50)、野田佳彦元首相(67)の4候補が9日、党本部でスポーツ紙各紙の合同インタビューに応じた。

先の通常国会で自民党の派閥裏金事件を徹底追及し、今回の代表選でも自民党の対応を厳しく批判している同党。泉代表の発案で4候補がレッドカードを手に写真撮影に応じ、「政権交代前夜」(野田氏)として同時期に総裁選が行われる自民党に対し、厳しい対決姿勢を示した。

枝野氏は「だれが(新総裁に)なっても、しょせん看板のかけ替えに過ぎないということを国民に訴えていきたい」と指摘。「だれが選ばれるかは分からないが、裏金議員のけじめなしに、あんなザルの政治資金規正法をそのままにしたまま選挙をするなら、くさいものにふたをするということだ。ふたをされたものは、ますます腐ると思っている」と指摘した。

吉田氏は、自民党との戦い方について「どなたが新総裁になっても、瞬間風速の支持率は上がるでしょう。そうなるととてもやりにくいと思う」とした上で「ただ、『裏金議員は公認しません』と言えば、自民党はやる気があるように見えるけれど、今のところそこまで踏み込んでいる方はいない。しっかり国民のみなさんに審判していただけるようにしたいですが、ごまかせる人もいるかもしれない。刷新感とか、なんとなく自民党は変わったというイメージに負けないくらいに(立民が)ならなくてはいけない」と、決意を示した。

泉氏は「裏金にレッドカード!」と、レッドカードを手に断言。「これは本当です。彼らはルール違反をしたのですから、退場です」と述べた。「ぼくは野球をしてきたので、相手チームがルール違反をしていることは許せない。スポーツマンシップとしても政治の世界でも、裏金議員には退場してもらわないといけない」と述べた。次期衆院選を念頭に「正義の側として勝たないといけないという選挙だ」とも訴えた。

野田氏は「『政権交代前夜』という位置づけで戦っているが、代表選からほどなく後に自民党の新しい総裁が選ばれ、内閣総理大臣になってすぐに、衆院を解散してくると思う」と、自民党新総裁の戦略を警戒。「政権をとりに行く決勝の直前だ。今度こそ政権をとりにいって、再び内閣総理大臣を目指したい」と、訴えた。【中山知子】

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