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斎藤元彦知事、3年たっても結論出せない「県庁舎建て替え白紙撤回」元鳥取県知事がプロセス疑問

日刊スポーツ 2024年9月10日 14時59分

元鳥取県知事の片山善博氏が10日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演し、パワハラ疑惑などで告発された斎藤元彦兵庫県知事(46)について言及した。

日本維新の会は9日、斎藤氏の辞職と出直し選挙を求める申し入れ書を服部洋平副知事に提出した。県議会最大会派自民党など他の全会派は12日に辞職要求する予定だが、斎藤氏は「真摯(しんし)に受け止めている」としつつ、これまで通り「県政を前に進めたい」と続投を表明した。

この日はこれまでの斎藤知事の実績や手腕を特集。前知事の県政から大きくかじを切り、就任後には「県庁舎建て替え計画」を白紙撤回を掲げていた。しかし、就任から3年がたったが模索の結論を明言していないという。

片山氏は斎藤知事について「いろんな人の意見を聞いて、自分の考え方と擦り合わせをするプロセスが見えてこない」と指摘。建て替え計画には「こういう時代ですから、大きな県庁舎を辞めるのは一つのアイデア。テレワークや在宅勤務をかみ合わせるのも良いとは思う」とした。

一方で「実際に働くのは職員なので、職員の人たちがついていけるかどうかはリサーチしないといけない。頭で考えて突っ走ろうとするのは無理が生じる。その時、『職員の働き方を考えると無理がありました』と軌道修正できるのかどうかが重要」と説明。

続けて「兵庫県は、かつて阪神・淡路大震災もあったので、耐震は重要なこと。いざというときに拠点としては市役所、県庁舎も重要ですから、そういうことも勘案して必要であれば修正する、ということが斎藤知事からは見えない」と持論を述べた。

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