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【将棋】西山朋佳女流3冠、編入試験「難解な中終盤戦でしたが最後は幸運」X投稿にエール続々

日刊スポーツ 2024年9月10日 20時47分

女性として初の棋士、四段編入を目指す、西山朋佳女流3冠(白玲・女王・女流王将=29)が10日、X(旧ツイッター)を更新。東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた棋士編入試験5番勝負第1局、高橋佑二郎四段(25)戦に勝利し、感想をつづった。

「棋士編入試験第一局、ご観戦ありがとうございました。難解な中終盤戦でしたが、最後は幸運だったかと思います」と書き出した。女流タイトル戦も並行して行われる。「14日はヒューリック杯白玲戦です。そちらもご注目ください。引き続き頑張ります」と意気込んだ。

第2局の山川泰熙四段(26)戦は10月2日開催。あと2勝で悲願成就となる。

西山の投稿に対し「おめでとうございます。まだ暑い日も続きますので体調ご無理なさらずに」「おめでとうございます。まずはゆっくりお休みください、次戦も応援します」「お疲れ様でした。体調面など良い状態で、引き続き西山先生らしい将棋される事を願っています!」などとエールが続々書き込まれていた。

今年7月4日、公式戦で13勝7敗と規定の成績に達して受験資格を得て、編入試験の受験を即決した。女流棋士としては、一昨年に3連敗で不合格となった福間(旧姓里見)香奈現女流5冠(32)以来、2人目の挑戦となる。

プロ棋士養成機関の奨励会では20年3月に最終局を迎えた三段リーグで、14勝4敗の成績で次点となったこともある。奨励会は21年4月に退会。女流棋士三段に鞍替えした。その後も、参加を認められている昨年度の朝日杯で女流棋士として初めて1次予選を突破した。2次予選進出がかかった決勝では、前期の棋聖戦と王位戦に挑戦した佐々木大地七段を下している。編入試験の初戦でその実力を見せつけた。

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