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泉健太氏が「小泉進次郎総裁」との頂上対決に意欲「負けない自信ある」/立民代表選インタビュー

日刊スポーツ 2024年9月11日 16時44分

立憲民主党代表選(23日投開票)に立候補した現職の泉健太代表(50)が日刊スポーツなどスポーツ各紙の取材に応じた。同じ時期に行われる自民党総裁選(12日告示、27日投開票)でだれが勝てば戦いやすいか問われ「(小泉)進次郎!」と即答。「未来を語る議論では負けない自信がある」と意欲を示した。

泉氏は現職代表ながら、20人の推薦人確保が一時難航。確保のめどが立ったのは告示2日前の夜だった。 代表選に出馬できない不安はなかったのか問われると「常にギリギリの挑戦を続けている。正直、撤退宣言の文書も用意した」ことを明かした。「(推薦人を確保しても)ホッとはしません。これから戦いが始まるから」。

代表選では、4人の候補とも派閥裏金事件の問題を抱えたまま総裁選を戦う自民党に厳しい指摘をしているが、泉氏は「ぼくはずっと野球をやっていたので、相手チームがずるをするのは許せない。スポーツマンシップからしても、政治の世界でも裏金議員には退場してもらわないと」とピシャリ。代表就任を念頭に、総裁選後、早期に行われるとみられる衆院選を見すえながら「正義は勝つ、ということを示す戦いにしたい」と訴えた。

自身が代表に再選された場合、だれが自民党総裁なら戦いやすいか、と問われると「進次郎!」と即答。「同世代感の未来を語る議論になれば、負けない自信がある」と胸を張った。逆に戦いにくい相手は林芳正官房長官(63)の名を挙げた。「(何事にも動じない)野田佳彦さんみたいな雰囲気が…(苦笑)」。自身の強みは「行動力、明るさ、チームワークを大事にする」とアピールした。

生まれは北海道で、現在の選挙区は京都3区だが、プロ野球は中日ドラゴンズのファン。「兄貴の影響です。(幼少時は)北海道は8割以上が巨人ファンという時代でしたが、兄貴はなぜか中日ファン。(今となっては)強い者に立ち向かっていく姿が、政治と多少つながるのかもしれない」と話した。エースで活躍した小松辰雄さんや、都裕次郎さん、鈴木孝政さんらの名前を挙げ、野球少年だった当時を振り返った。

また、先日閉幕したパリパラリンピックの日本選手団に感銘を受けたとして「彼らの共通のスローガンである『挑め、自分史上最強。』は、すごい言葉。日本国民に大きな希望を与えた」と述べた。「この機会にパラ選手団に国民栄誉賞を贈呈するのはありではないか」と、アイデアも披露した。

代表選には野田佳彦元首相(67)、枝野幸男前代表(60)、吉田晴美衆院議員(52)も立候補している。

◆泉健太(いずみ・けんた)1974年(昭49)7月29日、札幌市生まれ。立命館大卒。参院議員秘書を経て2003年衆院選で初当選。民主党政権では内閣府政務官。当選8回。

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