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今井絵理子氏の姿も…上川陽子外相が自民総裁選出馬を表明「難問から逃げない」9人の戦い構図か

日刊スポーツ 2024年9月11日 16時33分

自民党の上川陽子外相(71)は11日、東京都内で会見し、12日に告示が迫った党総裁選(27日投開票)への出馬を正式に表明した。史上初の女性首相を目指すことになる。

上川氏の名前は、今年2月に、実力者の1人、麻生太郎副総裁が講演で「カミムラヨウコ」と名前を間違えながらも「大したものだ。このおばさん。やるねえ」などと手腕を評価して以来、「ポスト岸田」の1人として浮上するようになっていた。

上川氏は「1年前に外相に就任してから、日本初の女性総理になってください。とたくさんのお声をいただくようになった。『次の総理調査』の中に、私が選択肢に入るようになったことも、ありがたく感じていた」と振り返った。その上で「外相として一意専心、職務遂行を務めてきたが、このたび、熟慮の末決断をしました」と、出馬の意思を表明。「総裁選に立候補し、難問から逃げずに国民のみなさまと新たな日本を築いていきたい。いっしょにつくりませんか」と、呼びかけた。

出馬表明が告示前日にずれ込んだのは、出馬に必要な推薦人20人の確保が難航したためだが、所属した岸田派にかかわらず、幅広い議員の支援を得ることができたとし「私がスタートラインに立てたこと自体が、新しい自民党の姿を示す大きな1歩だと思う」と、訴えた。

上川氏は静岡1区選出で当選7回。日本初の女性首相を目指す上川氏は、初の女性の米大統領選を目指すハリス副大統領もよく着用する、象徴の白いジャケット姿で臨んだ。会場には今井絵理子参院議員や松島みどり元法相ら、支援する女性議員らも駆けつけた。

上川氏は初の女性首相実現について「たくさんの壁はあるが、その道を広げられるような動きにしたい」と意欲を語った。

自民党総裁選の出馬表明は、小林鷹之前経済安保相(49)、石破茂元幹事長(67)、河野太郎デジタル相(61)、林芳正官房長官(63)、茂木敏充幹事長(68)、小泉進次郎元環境相(43)、高市早苗経済安保相(63)、加藤勝信元官房長官(68)に続いて上川氏が9人目。9人の戦いになる構図がほぼ固まった。

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