Infoseek 楽天

トム・クルーズ、パリ五輪閉会式パフォーマンス「ノーギャラ」米誌報じる

日刊スポーツ 2024年9月12日 14時50分

8月閉幕したパリオリンピック(五輪)閉会式でスタントを披露した米俳優トム・クルーズ(62)のパフォーマンスが、ノーギャラだったことが分かった。

2028年ロサンゼルス大会組織委員会のケーシー・ワッサーマン委員長が、「クルーズは全てのスタントを1人でこなし、かつ無償で引き受けた」と、CNBCの番組で明かしたと米ハリウッド・レポーター誌が報じた。

「15分の生放送番組の制作を予定しており、そのために世界で一番ふさわしいと思う人物を雇った」とコメント。しかし、クルーズはすべてのスタントを自分でやると言い張り、短時間の撮影で見事に成し遂げたという。

クルーズは、プレゼンが始まって5分くらいで「すべてを自分がやらせてもらえるなら、引き受ける」と言い出したといい、「私たちはこれは無理だと思った。撮影時間は4時間しかなかった」と裏話を明かした。

英ロンドンで映画「ミッション:インポッシブル」シリーズ最新作の撮影を午後6時に終えたクルーズは、すぐに飛行機で米ロサンゼルスに飛び、午前4時に軍用機に乗り込むシーンを撮影したという。

飛行機からのスカイダイビングは、1回目が気に入らずに2度挑戦したといい、それからヘリコプターでハリウッドサインに移動して1時から5時まで撮影。すぐにとんぼ返りでロンドンに戻るハードスケジュールをやってのけたという。

クルーズは閉会式本番では、スタジアムの屋根から降下して五輪旗を受け取り、会場からバイクで運び出すスタントも披露。その後切り替わった映像では、パリの街中をバイクで走行し、飛行機に乗り込んでロサンゼルスの街でスカイダイビングし、ハリウッドサインに五輪の輪を飾るスタントを行った。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

この記事の関連ニュース