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NGT48小越春花 目覚めた芝居への思い「役を通して自分自身を変えられるかもしれない」

日刊スポーツ 2024年9月13日 8時0分

NGT48の小越春花(20)が俳優として注目されている。テレビ朝日系連続ドラマ「素晴らしき哉、先生!」(UX新潟テレビ21、毎週日曜午後10時~10時54分)に女子高生役で出演中。12月からは舞台「かげきしょうじょ!! 第2章」への出演も決定した。6月に全国公開された映画「こころのふた~雪ふるまちで~」では初主演。経験を重ねていく心境を語った。【取材・構成 斎藤慎一郎】

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「素晴らしき哉、先生!」で小越は、主演の生田絵梨花(27)が演じる新米高校教師、佐々岡りおが担任を務める3年C組の生徒、赤松楓を演じる。先生に気さくに話しかける料理部の仲良し3人組の1人。3人との会話が主人公の内面を動かす。

小越 永瀬莉子(22)さん、真雪(23)さんと、真面目な3人組。私は引っ込み思案気味だけど先生と話したくてついていくタイプです。この先、りお先生の気持ちが変わるポイントにぴょこっと現れるので、そこを探してほしいです。あと、私が持っているカバンに(新潟のゆるキャラ)レルヒさんのキーホルダーがついているんですよ(笑い)。

初の連続ドラマ出演。撮影自体がスピーディーに進む中で、考えることが多かったと言う。

小越 自分の演技がどう見えているのか、つかみ切れない気がしていました。放送を見ると何か違うなと感じたり。求められていることにすぐに反応できるようになりたいですね。

アイドルの先輩でもある生田とは初めの顔合わせ。影響を受けた。

小越 生田さんの役は感情表現が大変そうで。でも、きっちりと納める。主演の方ってすごいんだなって肌で感じました。役者をやるのなら、覚悟を決めて臨まなきゃならない。

転機になったのは初主演映画の「こころのふた~雪ふるまちで~」。新潟を舞台に進路と人間関係に葛藤を抱える高校生を演じた。

小越 入念に準備すると安心するタイプなんですけど、お芝居は現場でみんなで作るものなので、がっちり決めすぎないほうがいいのかなと思うようになりました。準備しすぎないで、柔軟に、みんなで作っていこうと。

芝居を通じて自分の変化を感じ、自信も芽生えつつある。

小越 日常生活で、こういうことがあったから自分はこういう感情になった、とメモをするようになりました。お芝居は自分がすごい領域までいけるかもしれない、という可能性を感じさせてくれる世界。役を通して、自分自身を変えられるかもしれないです。

○…舞台「かげきしょうじょ!! 第2章」は未婚女性の劇団「紅華歌劇団」で未来のスターを目指す少女たちの姿を描く。23年10月上演の前作の続編。小越は天真らんまんな主人公、渡辺さらさと対照的なクールな相手、奈良田愛を演じる。「今回は漫画が原作なので、ファンの方に失礼がないように、という思いです。自分を出すというより、キャラクターを大切にしないと」と意気込みを話した。

◆小越春花(おごえ・はるか)2004年(平16)6月26日生まれ、新潟県出身。18年6月、NGT48の2期生として加入。20年12月に正規メンバーに昇格。21年、6枚目シングル「Awesome」、7枚目「ポンコツな君が好きだ」、24年8月発売の10枚目シングル「一瞬の花火」で表題曲のセンターを務める。22年には「私は怪獣-ネオンキッズLive beat-」で初の舞台出演。同年は配信ドラマ「ラブシェアリング」にも出演。24年6月公開の映画「こころのふた~雪ふるまちで~」で初主演。 

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