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石破茂氏「唯我独尊的なところある」国民人気に反し自民党内支持の低さ問われ自虐気味に自己分析

日刊スポーツ 2024年9月14日 15時38分

自民党総裁選(27日投開票)に出馬した石破茂元幹事長(67)は14日、東京都内の日本記者クラブで行われた候補者討論会で、国民的な人気は高いものの自民党内での支持を得られてこなかったことへの受け止めを問われ、自虐気味に反省の弁を口にした。

質問した読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏から「世論調査ではダントツで1位だが、国会議員票(の支持)は少ない。自民党内をきちんと押さえないと、総理は務まらないのではないか」と指摘された石破氏は「それはなお、努力をしていかないといけない。いろいろなご批判はありがたく、どう、おのれをただしていくかは常に心がけていきたい」と応じた。

「顔が怖いのはどうしようもないので、笑顔が必要、といわれるので、笑顔を心がけている」とした上で「もう少し、人への思いやりを持った方がいいのではないかということは、この間もよくご指摘をいただいている。足らざる所は直していきたい」と反省の弁を口にした。

石破氏については同僚との飲み会での「割り勘」など、さまざまな「伝説」がある。自身の性格について「唯我独尊的なところは、あると思っている」と述べた上で「自分だけが正しいと思うなよと、おしかりを受ける」と述べ、かつて竹下登元首相に「正しいことを言う時は人を傷つけるということを忘れてはいけない」とアドバイスされた思い出を披露。「そのあたり、まだ修行が足りないと思っている。不快な思いをされた方には、心からおわびを申し上げたい」と、口にした。

今回が5度目の総裁選挑戦で「最後の戦い」と位置づけている石破氏にとって、弱点といわれる国会議員の支持をどこまで拡大できるかが、大きなポイントとなっている。

討論会には高市早苗経済安全保障担当相(63)、小林鷹之前経済安保相(49)、林芳正官房長官(63)、小泉進次郎元環境相(43)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、茂木敏充幹事長(68)と合わせて、9人全員が出席した。

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