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B’z稲葉浩志が米国発祥「tiny desk」出演 NHK局員200人の前で熱唱 英語も披露

日刊スポーツ 2024年9月23日 18時0分

B’z稲葉浩志(60)がNHK総合の「tiny desk concerts JAPAN」初回放送(9月30日午後11時)に出演することが23日、分かった。このほど都内の同局で収録が行われ、心境などを語った。

米国発祥の番組コンテンツで、アーティストたちが文字通り「オフィスの小さな机」でパフォーマンスする斬新なコンセプトが話題に。今回も本家にならい、局内で職員が働くオフィスエリアにセットを構え、その一部始終をとらえる“ライブドキュメント”として撮影は行われた。

収録には約200人の局員らが観覧に駆けつけ、稲葉は温かい拍手に迎えられてスタジオ入り。「短い時間ですけどゆっくり楽しんでいってください。よろしくお願いします」とあいさつした。もともと本家番組を見ていたといい「オフィスでやるって聞いていたんですけど、ガチオフィスなんだと。さすがtiny deskですね。こんなにNHKの方の前でやるのは初めてですが、圧倒的な圧力で。さすがです」と語って笑いも誘った。

6月から8月中旬までソロツアーを終えたばかりで、収録にも同ツアーメンバーで臨んだ。オフィス内収録に合わせ、通常よりも演奏音量なども抑えたオリジナルアレンジで「YELLOW」や「羽」など全6曲を披露。「ずっといろんな形でやってますけどまだこんなスタイルがあったんだと思いました。またここから新たなアイデアとかが生まれてくると思いますし、かみしめて参りたいと思います」と語った。

最後は大喝采の中で、収録を締め「良い時間でした」と語り、英語でもあいさつ。職員から「それではみなさんお仕事にお戻りください!」と声が響くと、会場は大きな笑いに包まれた。

収録後には取材にも応じ、「気持ちよかったですね。音も小さくしてやるということで、いつもと違う楽しさがありましたし、最後はいつものコンサートと同じくらい楽しめました」と振り返った。「tiny desk concerts」は「よく見ていた」と明かし「その時は小さい音でやっているものだと思って見ていなかったですね。シンプルな空間作り出すためのすごく手の込んだ手法は感動的でした。各楽器の音が絶妙なバランスでよく聞こえて、ライブ映像を見るのとは完全に違う印象を受けました」と語った。

番組は国際放送でも放送される。2007年にはB’zのメンバーとして米国ロックの殿堂「ハリウッド・ロック・ウオーク」入りも果たした。世界の視聴者へ向けては「特別な重責は感じていないですけど、英語じゃなくても音楽に乗って、自分たちの言葉で届けることは、昔よりも可能性が広がっていると思います。音楽をやっている人にたまたま見つけてもらって、面白がってもらえたら幸せです」と力を込めた。

収録の最後には「今日はすごくすてきな時間なので、他の人にやらせないでください」と語って笑いも誘っていた。あらためてその真意を聞かれると「みなさんやりたいんじゃないですか。また違う音楽体験になるので、ぜひいろんな方に出て、やってもらいたいですね」と笑顔で締めた。

番組はNHK国際放送「NHK WORLD JAPAN」でも9月30日深夜0時10分から随時放送される。

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