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辻元清美氏、小泉進次郎氏の早期解散戦略バッサリ「ふざけるんじゃない。それだけで総理失格」

日刊スポーツ 2024年9月23日 18時48分

立憲民主党は23日、東京都内のホテルで臨時党大会を開いて党代表選の投開票を行い、野田佳彦元首相(67)が新代表に選出された。結果を受け、同党の辻元清美参院議員(64)が報道陣の取材に応じた。

自身の投票行動は明かさなかったが、野田氏が決選投票で選出された背景について「政権を取りに行くという思いはみんな強い。経験やキャリアはやっぱり影響したと思う」と述べ、元総理経験者という野田氏の存在感が評価された側面もあるとの認識を示した。

辻元氏は「自民党総裁選の候補者に総理経験者はおらず、(野田氏がその)経験をお持ちだということは、1つの判断のポイントだったかもしれない」と指摘。野田氏は24日午前までに人事の骨格を固め、同日午後の両院議員総会で承認を得たい構えを示したが、辻元氏は「国民生活は苦しく、党が内輪もめをしている場合ではない。四の五の言わず、国民のために働くために結集していく。私もなんでもやります」と述べた。

その上で「自民党には、でけへん。裏金もろうたり、自分たちの私利私欲でやっている人が多いと違いますか? どっちが本当に改革できるのか、見ていてください」とも主張した。

一方、自民党との対決姿勢に関して、党総裁選に出馬している小泉進次郎元環境相(43)らが早期の衆院解散に言及していることに言及。「ある程度、解散は早いと思うが、一定の論戦をして国民のみなさんにどちらがいいかよく聞いていただいた上で、選挙に臨んでほしい。小泉進次郎候補なんかは『(解散を)すぐにやる』とか言っている。総裁選で自分らの意見を言っているから(判断材料になる)と。ふざけるんじゃない! それは自民党の内輪の話」と、ピシャリ。

「総裁選の投票ができるのは自民党の党員だけ。そんな内輪の総裁選で、自分たちの意見を言っているから、国会で論戦をしなくていいなんて、それだけで総理大臣失格ですわ」と、切り捨てた。

自民党に対し「しっかり与野党各党と議論してその姿で国民のみなさんに判断してもらうという国会の王道を、自民党にも行ってほしい」と注文をつけた上で「私だって、新総裁が選ばれたら予算委員会に立って議論をしたいと思う。もう準備をしています」と、新総裁との論戦にすでに備えていることを明かした。

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