日本維新の会の共同代表の大阪府吉村洋文知事が(49)が24日、府庁で取材に応じ、疑惑告発文書問題を巡り、兵庫県議会で不信任決議が可決された斎藤元彦知事の進退について言及した。
吉村氏は「最終的には斎藤知事の考えもあると思う」と述べた。吉村氏は維新が辞職を要求する前に、斎藤氏に電話で連絡し、辞職するよう進言した。
日本維新の会の県組織「兵庫維新の会」が維新として、独自候補を出すことを検討しているが「(兵庫維新と)直接やりとりしている段階ではない」とし、「いずれにしても10日以内に判断するというルールがあり、間近に迫っている。そこが一番大事だと思う」と述べた。
すでに吉村氏自身の考え、維新の方針は伝えているとした上で「背景の事情も含めて、斎藤知事自身も今回のことで思うところはたくさんあるのだと思う」と述べた。
同じ知事の立場として「知事として判断するのは孤独。その立場も分かる」とした。
斎藤氏は大阪府庁時代に財政課長として勤務しており、吉村氏の元部下にあたる。「いっしょに仕事もしてきたので、斎藤氏自身の判断が最終的には大事だというのは分かっている」とした。