政治アナリストの伊藤惇夫氏が26日、TBS系「ひるおび」（月～金曜午前10時25分）に出演。大詰めの自民党総裁選（27日投開票）で小泉進次郎元環境相の動向について、「焦りもあるでしょう」とコメントした。
小泉氏のほか、高市早苗経済安保相、石破茂元幹事長、小林鷹之前経済安保相、上川陽子外相、河野太郎デジタル相、加藤勝信元官房長官、林芳正官房長官、茂木敏充幹事長と史上最多の9人が立候補した自民党総裁選は、高市氏と石破氏が抜け出し、スタートダッシュを決めたはずの小泉氏がこのところ失速気味とみられている。この三つどもえの争いで、ここから上位2人による決選投票とみられている。
小泉氏は24日に麻生太郎副総裁に会いに行っている。票集めのため、ほかの議員にも連絡して接触を図っている。支持を取り付けた議員には、ボードに書かせている。
これに対し、伊藤氏は「政治家の約束は紙に書いても破れば捨てられる」という言葉を引き合いに出して、「ボードの文字なんてすぐ消せます。そこまでやっているのは必死さの表れでしょうね」としていた。