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梅谷心愛「ひばり博士」がファーストソロ公演 美空ひばり、昭和歌謡曲、洋楽…歌いきった!!

日刊スポーツ 2024年9月26日 16時0分

“令和の昭和歌謡少女”の異名を持つ歌手梅谷心愛(16)が26日、東京・葛飾区のかめありリリオホールで初のソロコンサートを行った。

昨年7月に「磐越西線ひとり」でデビュー。CDは2万枚超のロングヒット中で、ミュージックビデオは110万回超再生の人気だ。

公演前に取材に応じた。「ずっと前からドキドキしていて、最初は緊張ばっかりでした。でも、今日は緊張しつつも全力を出して、私の持つたくさんの顔をお見せしたい。尊敬する美空ひばりさんの曲を私らしく歌いたいし、英語で歌う洋楽もあります。そこはきらびやかなドレスで歌うので『自分は絶世の美女。世界一美しいぞ』くらいの思いでステージに立ちたい」と意欲満々に語った。その後には昭和・歌謡・平成のヒット曲を歌い継ぐ。「はい。時空を超えてお届けします」。

美空ひばりさんを大好きな曽祖母と一緒に3歳からカラオケに通った。11歳から美空ひばりさんに詳しい少女として何度もテレビ出演し、「ひばり博士」として知られている。

「もちろん、ひばりさんの曲も歌います。『真赤な太陽』は、曲にのりながら大きく見せたい。今回、ひばりさんの動画をあらためてたくさん見ました。リズムの取り方とか…。なりきり度? 100%なりきりたいけど、マネをしきれない部分がある。50%。半分いけたら良いな」。

英語曲は3曲。ひばりさんが歌った「Lover、come back to me」(邦題・恋人よ我に帰れ)も披露する。「英語はびっくりするくらいできないんです。発音がすごく難しい。歌詞を読んで意味が分かっても発音が良くなるわけではない。これも世界中の動画をスマホで見て勉強しました」。

この日に備えて多くのレッスンを積んできた。「自分は本当にできるのか? 喜ぶ前に責任の大きさがありました。練習は毎日3時間とか5時間とか。夢に毎日出て来るくらい。本番で成功する夢や失敗する夢です。それくらい練習してきた。昨日はやっと夢を見ずに眠ることができました」。

今後の目標は「日本レコード大賞の新人賞を狙いたい。そして日本武道館コンサート。紅白歌合戦という大きな夢もあります。美空ひばりさんみたいに、落ち込んでいる人を元気づけたいです」。

梅谷は小学校卒業と同時に「歌手になりたい」という夢を持って両親や姉、妹の5人家族で福岡から上京した。ところが、東京着の翌日の20年4月7日、コロナ禍のために東京などに緊急事態宣言が発出し、それから約1年半はイベントも何もできない状況が続いた。そんな時の心の支えが家族だった。この日を迎えることができたのは“チーム心愛”全員で困難を乗り越えてきたから。約600人で満員の客席には家族全員や、福岡から駆けつけた祖母らの姿があった。

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