Infoseek 楽天

伊藤英明「考え抜かれた具」タイでの長期3カ月ロケでおにぎり振る舞った新木優子に感謝

日刊スポーツ 2024年9月26日 19時54分

伊藤英明(49)が26日、東京・109シネマズプレミアム新宿で行われたAmazonオリジナル映画「不都合な記憶」(石川慶監督、27日から全世界独占配信)配信記念イベントに登壇。タイで3カ月もの長期に及んだ撮影の中で、妻を演じた新木優子(30)が、日本食が恋しくなった段階で、おにぎりを振る舞ってくれたと感謝した。

「不都合な記憶」は、22年度の日本アカデミー賞で作品、監督など最多8部門で最優秀賞を受賞した「ある男」の石川慶監督(47)が自ら脚本も手がけ、挑戦した初のSF作品。人類の宇宙移住が進んだ西暦2200年が舞台で、伊藤は自分を愛してくれていた頃を求め、陶芸家である妻を何度もアンドロイドにして自らの理想を追求、再現しようとする天才科学者ナオキ、新木は妻マユミを演じた。2人は、宇宙に浮かぶ高級レジデンスで平穏に暮らす一見、誰もが憧れる完璧な夫婦だが、ナオキの実態は自分を愛してくれていた頃の妻を求め、何度も妻をアンドロイドにして自身の理想を追求、再現しようとする猟奇的な夫だ。

伊藤は、初共演の新木の印象を聞かれ「3カ月、タイで撮影し日本が恋しくなった。お米、食べたくなったなぁという時、新木さんが、おにぎりを振る舞ってくれた」と明かした。「天かすに麺つゆとか…考え抜かれた具。エネルギーをもらって撮影に活力が出た。振る舞ってくれたタイミングがものすごい」と、新木への賛辞が止まらなかった。

新木は「まぁ…結構、初期の方にも振る舞ったというか。着いて、タイになじむまでの生活は(日本食が)恋しかった。このタイミングだったし、自分も食べたいし、振る舞いました。タイの方にも、おいしいと言ってもらったのは、うれしかった」と笑みを浮かべた。新木自身、海外での長期滞在は初めてだったという。「生きていけるかと…日本食もないので。ただ(宿泊先に)キッチンがあって、近くに日本食を売っている店があった。休みの日はマネジャーさんと日本食を作ったり、自給自足感のある生活をやり遂げ、成長になった」と振り返った。

プライムビデオとタッグを組んだ最新作を手がけた、石川監督は登壇予定だったが、体調不良で欠席した。

この記事の関連ニュース