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「石破氏vs高市氏」か「石破氏vs進次郎氏」の決選投票か 自民党総裁選ついに27日投開票

日刊スポーツ 2024年9月26日 20時46分

自民党総裁選は27日、いよいよ投開票される。候補者は9人だが、情勢調査では、石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安保相(63)、小泉進次郎元環境相(43)が三つどもえの大激戦を展開。1回目の投票では決着せず、この3人のうち2人が決選投票に進むとみられ、「石破氏VS高市氏」か「石破氏VS進次郎氏」の構図が有力視されている。3人の陣営は26日、最終盤の票固めに力を注いだ。

24日に進次郎氏が麻生派会長の麻生太郎副総裁(84)と面会したが、この日は、石破氏が麻生氏と会った。石破氏は麻生政権時代に「麻生おろし」に走り、麻生氏は「犬猿の仲」とされる相手。党員票は先行が伝えられる石破氏だが、国会議員票は伸び悩みが指摘される。決選投票は国会議員票が大きなカギを握るため、上積みへ支援を求めたとみられる。石破氏は、旧二階派会長の二階敏博元幹事長(85)や、進次郎氏の後見役の菅義偉前首相(75)とも面会。過去4回は議員票が伸びずに敗れており、なりふり構わない「大物詣で」行脚に踏み切った。

この日は石破氏だけでなく、進次郎氏や高市氏陣営幹部も二階氏と面会し、「結局、最後は派閥頼みか」(党関係者)と冷ややかな見方もある。

進次郎氏は官邸を訪ねて、岸田文雄首相とも面会した。高高市氏は同僚議員に自ら電話をかけ、支持を呼びかけた。

3人には、総裁就任にそれぞれが特別な意味がある。5度目の挑戦の石破氏は「悲願」、高市氏は「女性初」、進次郎氏は「最年少」。果たして、どれが現実になるのか。総裁選は27日午後1時に始まり、1回目の投票は午後2時過ぎに、決選投票の結果は早ければ午後3時半過ぎには明らかになる見通しだ。

総裁選には小林鷹之前経済安保相(49)、林芳正官房長官(63)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、茂木敏充幹事長(68)も立候補している。【中山知子】

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