松重豊（61）が、主演のテレビ東京系ドラマを監督・脚本も務めて映画化する「劇映画 孤独のグルメ」（25年1月10日公開）に内田有紀（48）磯村勇斗（32）塩見三省（76）杏（38）オダギリジョー（48）が出演することが26日、分かった。主人公・井之頭五郎の友人・滝山役の村田雄浩（64）も出演する。
物語は明かされていなかったが、五郎が、杏演じるかつての恋人の娘から、塩見演じる祖父の依頼を引き受けて欲しいとパリに呼ばれる“究極のスープ探し”と判明。撮影は23年9月にパリで始まったが、2年前からパリと日本の2拠点生活をする杏は「シナハンからいらして、どの店が良いかと五郎さんのように食べ歩いておられました」と松重の監督ぶりを紹介した。
五郎が迷い込む韓国領の島で暮らす女性を内田が演じる。内田は「役者人生で初めての『背広を着た監督』。五郎さんがモニターの前に座り『OK！』と響き渡ると一瞬で笑顔で満たされます」と振り返った。
磯村は食材とレシピを探す五郎を手伝う中華ラーメン店の常連客、オダギリは店主を演じた。磯村は「俳優もやりながら監督をしている松重さんの姿がとても勇ましく」と感激。オダギリも「身長は2メートル30センチほど…現場での松重さんは本当にそのくらい大きな存在に感じました」と語った。
松重は「台本を作り上げて行く過程で夢想し、恋心に変わり脚本というラブレターにしたため、返事をもらえぬ日々はもん絶するよう」と振り返った。その上で「監督をやってみて初めて、俳優さんってすごいんだなぁって、気づきました…って遅っ」と語った。