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石破茂氏が大逆転で悲願の総理総裁に 高市早苗氏を決選投票で破る 5度目の挑戦実る

日刊スポーツ 2024年9月27日 15時23分

9人が立候補した自民党総裁選は27日、投開票され、石破茂元幹事長(67)が5度目の挑戦で「最後の総裁選」と位置づけていた戦いで、悲願の総裁の座にのぼりつめた。

1回目の投票で過半数を獲得した候補がおらず、高市早苗経済安保相(63)との上位2人による決選投票にもつれこんだ。

かねて国会議員の人気のなさが伝えられる石破氏にとっては、決選投票は不利との見方もあった。しかし、議員生活38年の経験や、安全保障政策をはじめ党きっての論客としての実績があり、最後は「安定感」が評価され、長年の総裁の座への思いが、実を結ぶ形となった。

1回目の投票では、党員票、議員票ともに、高市氏に先行された。しかし決選投票では、長年懸念とされ続けた国会議員票で高市氏を16票差で逆転する、劇的な幕切れとなった。

石破氏は新総裁に選出された後のあいさつで「国民を信じて勇気をもって真実を語る。そのために全身全霊を尽くしていきたい」と述べ、退任する岸田文雄首相とガッチリ握手をかわした。

石破氏は、10月1日に召集される臨時国会の首相指名選挙で、第102代代内閣総理大臣に選出される。 総裁選には、小林鷹之前経済安保相(49)、林芳正官房長官(63)、小泉進次郎元環境相(43、)上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、茂木敏充幹事長(68)も立候補していた。

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