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宝塚歌劇団、団員急死から1年を前に報道対応 安全な舞台作り「専念できるよう組織整備が責務」

日刊スポーツ 2024年9月27日 17時9分

宝塚歌劇団は27日、昨年9月30日に宙組団員が急死してから1年を前に、報道各社の求めに応じ、コメント。「安心して舞台作りに専念できるような組織整備が責務」とし、劇団改革を進めていく方針を示した。

同劇団はこの日、「私どもといたしましては、宝塚歌劇団の関係者が安心してより良い舞台作りに専念できるよう、また、お客さまにより良い公演をお届けできるような組織や体制、仕組みを整えていくことが責務だと考えております」とし、昨年来、進めている劇団改革について言及。

「現在進めております宝塚歌劇団の改革に継続して取り組んで参ります」とした。

劇団では昨年9月末に、宙組団員が転落死。死亡の背景をめぐって遺族側と協議を重ね、劇団は今年3月末、パワーハラスメントを認めて急死団員の遺族と合意書を締結し、謝罪。6月20日に宙組公演も再開した。先輩と後輩の関係性や指導のあり方など「組織風土の見直し」も行ってきた。

死亡の背景をめぐっては、過重労働も指摘され、劇団側も改善に着手。年間の上演作を減らし、公演日程に余裕を持たせることで、稽古期間を3~5日ほど長く確保。全体での稽古を増やすことで、個人に頼りがちな自主稽古の負担を減らしている。

また、改革の進捗については「鋭意、取り組んでいる」とし、新たな発表事項があれば「速やかに発表したい」とした。

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