Infoseek 楽天

WEST.小瀧望“挑戦”位置付けのこん身の舞台開幕「全身で楽しんでいただけたら」

日刊スポーツ 2024年9月28日 4時0分

WEST.小瀧望(28)が27日、東京・東急シアターオーブで、ミュージカル「DEATH TAKES A HOLIDAY」の公開舞台稽古に出席した。

同作はイタリアの劇作家アルバート・カゼッラによる戯曲「La morte in vacanza」に基づき、ウォルター・フェリスが1929年(昭4)に英語で戯曲化。34年にフレドリック・マーチ主演で映画化され、98年にはブラッド・ピット主演で「ミート・ジョー・ブラック」としてリメークされている。日本では2023年に宝塚版が上演された。

舞台稽古を終えた小瀧は「本当に過去一いっぱいいっぱいで歌詞が飛んだ」という。「昨日も今日も歌詞が飛んでいて…」と振り返り、「難しかったりするけど本当にきれいな歌詞なので、明日からバッチリ行きたいと思ってはいます!」と意気込んだ。

オファーを受けた時点でスケジュール的に厳しくなることは分かっていた。だが、それでも挑戦した。その理由を「ライブが一番好き。生で実際に表現して伝えるのが好き。だから迷わず決めたし、今もやってよかったなと思っています」と笑顔を見せた。

座長として、現場の雰囲気作りにもこだわった。「ぎすぎすピリピリが得意ではなくて、和やかで楽しく、でも真剣にやるのが好き。僕が座長の現場はそうしたいなと思っています」。ダブルキャストで共演する美園さくらは「小瀧さんがどんと構えていて、受け止めてくれるので安心しています」と話したほどだ。

同作ではタップダンスにも初挑戦している。「見ていると簡単にできそうに思うけど、あまりの難しさに絶望した」という。7月上旬から練習を始めた。「最後にソロがあるけど、(演出の)生田さんが難易度を上げたんです」と告白。生田大和氏(43)は「想像以上に成長していたので」とその理由を話し、「見どころです」とアピールした。

また、生田は小瀧を「舞台映えする体格の良さで演技が繊細。声と役作りの深さ、そして客観性をもっているところとか、真ん中に立つ人の資質を持った人」と絶賛した。

いよいよ今日28日、開幕する。小瀧は「挑戦がテーマと言っても過言ではないくらい挑戦しています。すてきな楽曲で音に酔いしれる時間も多いし、個人としてはタップが見どころ」とし、「個性的で魅力あふれるキャラクターがたくさん出てくるので、耳で聞いて、目で見て楽しめます。衣装もセットも豪華なので、細部まで見て全身で楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。

同公演は同所で10月20日まで上演される。また、11月5日からは大阪・梅田芸術劇場で上演予定。

この記事の関連ニュース