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菅田将暉「怖すぎたり、気持ち悪すぎると笑ってしまう」主演映画「Cloudクラウド」舞台挨拶

日刊スポーツ 2024年9月28日 15時48分

俳優菅田将暉(31)が28日、都内で、主演映画「Cloudクラウド」(黒沢清監督)公開記念舞台あいさつに、黒沢監督(69)奥平大兼(21)岡山天音(30)荒川良々(50)窪田正孝(36)と出席した。

同作は憎悪の連鎖から生まれた集団狂気に狙われる男の恐怖を描いたサスペンススリラー。菅田は町工場で働きながら転売屋として日銭を稼ぐ吉井良介を演じる。

多くの海外映画祭でも上映されてきたが「ベネチアでは固唾(かたず)をのんで見守る観客が多く、トロントでは笑いが起きた」と黒沢監督。菅田は「悪の軍団の皆さんのシーンを見ていないので、僕は笑いのほうが強かった」とし、「怖すぎたり、気持ち悪すぎると笑ってしまう」と話した。両者を拍手で確認すると「怖い」が圧倒的。「日本では9.7対0.3ですね」と結論づけた。

劇中でマスクを着用する岡山。窪田から「自分で作ったの? 少し毛があったけど、あれは地毛?」と聞かれると「そんな役者いますか?」と笑いながら反論した。このマスクには幾つかのパターンが用意さていたが、黒沢監督は「袋も毛もそれぞれ100円。制作費は200円です」と明かした。菅田は「200円で三宅になれるんだ!」と驚嘆。窪田は「クラウドの看板になってる」としたが、岡山は「実際の僕の写真より大きい」と嘆いた。

黒沢監督は「あまりみたことのない映画かもしれませんが、こういう映画もあると知っていただけたらうれしい」とし、「相当変な映画だと感じる人もいると思いますが、その分記憶の奥深くに残ってくれれば」とした。

菅田は「ここからどんどん広がって欲しい。わりと初期のお客さんなので広めていってください」とお願いした。

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