自民党の石破茂新総裁（67）は29日、NHK「日曜討論」に出演し、近く踏み切るとみられる衆院解散・総選挙のタイミングについて、10月中の可能性を問われ「いろんな可能性は否定はいたしません」と述べ、否定しなかった。
10月1日に召集される臨時国会で、所信表明、各党代表質問の後、予算委員会まで野党との論戦を行った上で解散というのが基本線かと問われると「それはありますが」とした上で「総理が替わるし、閣僚も替わる。国民のみなさま方の判断は、なるべく早く仰ぐべき」と述べた。「仰ぐだけの材料の提示、提供をなるべく早くしたいと思っている。この両方を満たさないといけないが、早く仰がないといけないというのは、これから先も大事だと思う」と述べ、早期の衆院解散・総選挙方針にあらためて言及した。
「早く」について、10月中の投開票もあり得るのかと問われると「いろんな可能性は否定はいたしません」と述べた。選挙の日程をめぐっては「10月15日公示－27日投開票」の日程が有力視され「10月29日公示－11月10日投開票」も候補に浮上している。