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成田凌、殺人鬼演じた「スマホ―」主演3作目前に井浦新に相談していた「2年前に話持ちかけ」

日刊スポーツ 2024年9月29日 19時48分

成田凌(30)が29日、都内で行われた主演映画「スマホを落としただけなのに~最終章~ファイナル ハッキングゲーム」(中田秀夫監督、11月1日公開)完成披露試写会で、午後6時39分に登壇しながら、元気よく「おはようございまーす!」とあいさつした。ただ、18年の第1作、20年の第2作と共演を続けてきた千葉雄大(35)からは、劇中で連続殺人鬼を7年、演じ続けた顔が「トラウマ」と指摘され、苦笑した。

映画「スマホを落としただけなのに」は、志駕晃氏による小説を映画化した、一連のシリーズ。連続殺鬼に命を狙われるヒロインを描いた北川景子主演の18年「スマホを落としただけなのに」は、興行収入(興収)19億6000万円、動員150万人超の大ヒットを記録。千葉が主演し、20年に公開された続編「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」も、興収11億9000万円とヒットした。第3作で主演を務めた成田は、見る者全ての脳裏に刻まれるトラウマ級の連続殺人鬼・浦野善治、千葉は浦野を追い詰めた刑事・加賀谷学を、それぞれ3作にわたって演じ続けてきた。

成田は「自分が(作品を)いろいろやっていますけど『あれを見た』が多い」と、出演作の中でも「スマホを落としただけなのに」シリーズが最も、反響があったと明かした。一方で、殺人鬼を演じたことで「苦手です」「嫌い」と言われることも少なくないと明かしつつ「俳優をやらないと、こういう経験はできない」と語った。千葉からは「3作、この顔を見続け、僕もトラウマ」と言われたが、シリーズ3作、全てを手がけた中田秀夫監督(63)は「好きです」と笑みを浮かべた。

成田は、加賀谷の父の部下だった警察庁公安部の刑事・兵藤彰役で2作目から出演している井浦新(50)に、今作の製作について2年前に話を持ちかけたと明かした。成田が「『最終章、やるかも知れないですけど…どうですかね?』と居酒屋で話をしたのが2年前」と振り返った。井浦は「そういう流れの中で『頑張りたい』と、かわいい声で言うので、付き合いたいと思った」と言い、笑みを浮かべた。2人が顔を合わせて「俺たち、キモい系俳優だよね~」と声をそろえ、笑みをかわし合う一幕もあった。

成田は最後に「こういう映画はあっていいと思うし、7年前よりスマホが日常に根ざしているので、緊張感を高めると思う。熱量が、どんどん上がっている気がする。シリーズで1番、面白い作品ができたと思うし、そういう気持ちで作っていた」と自信を見せた。

◆「スマホを落としただけなのに ~最終章~ファイナル ハッキング ゲーム」 長い黒髪の女性ばかりを狙った、連続殺人事件が発生。被害者は落としたスマホから個人情報を奪われ、家族や恋人だけでなく、最後は命まで奪われてしまう。人の心を操る天才的ブラックハッカーでもある連続殺人鬼の浦野(成田凌)は、事件を追っていた刑事の加賀谷(千葉雄大)に1度は捕まったものの、刑務所内からサイバー攻撃を計画して、警察内の混乱に乗じて姿を消してしまった。さらに、平穏な日々が続く中、日本政府に突如、大規模なサイバーテロ攻撃が再び仕掛けられる。発信元は、韓国・ソウルだった。

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