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【王座戦】藤井聡太王座「羽生九段のすごさを改めて感じる」初防衛/一問一答

日刊スポーツ 2024年9月30日 23時39分

藤井聡太王座(竜王・名人・王位・棋王・王将・棋聖=22)が永瀬拓矢九段(32)の挑戦を受ける、将棋の第72期王座戦5番勝負第3局が30日、京都市「ウェスティン都ホテル京都」で行われ、後手の藤井が156手で永瀬を破り、開幕3連勝で王座初防衛を果たした。終局後、同ホテルで記者会見した。

会見での主な一問一答は以下の通り

-最終盤の逆転を振り返って

藤井 終盤の入り口あたりは、少し苦しめの形勢だと感じていた。秒読みになってからは形勢判断するのは難しかった。勝負手を探していた。

-3連勝で初防衛

藤井 充実感のあるシリーズだった。

-これですべてのタイトル戦を防衛した

藤井 すべての防衛というのは意識はしていなかった。

-7冠を堅持し、再び全8冠制覇への思いは

藤井 いまの段階では考えていない。目の前の一局、次ぎの一局に全力を尽くしていきたい。

-昨年、全8冠制覇した京都市「ウェスティン都ホテル京都」での対局だったが、今年も昨年と同様に逆転勝ちだった

藤井 前期は早い段階から苦しくしてしまった。今季は終盤の入り口まで難し局面が続いた。内容は前期よりも前進できたところがあったのかな。

-タイトル獲得通算25期。羽生九段は99期の約4分の1まで迫った

藤井 タイトル獲得は意識することではないですが、羽生九段のすごさを改めて感じる。

-竜王戦7番勝負の挑戦者、佐々木勇気八段の印象は

藤井 最近の対局をみていると、鋭さに加えて手厚さもある。充実されている。竜王戦もたいへんなシリーズになるのかなと思っている。しっかりと読みを入れて、充実した将棋を指したい。

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