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ハプニング!れいわ大石晃子氏「強制降壇」首相指名選挙で「裏金隠し」などの紙掲げ抗議

日刊スポーツ 2024年10月1日 14時15分

れいわ新選組の大石晃子共同代表(47)は1日、自民党の石破茂総裁(67)が選出される予定の首相指名選挙が行われた衆院本会議で、投票のために登壇した際、「能登の補正予算を」と記した紙を、投票箱が置かれた壇上で掲げて衆院解散に抗議の意を表し、一時投票が中断するハプニングがあった。

大石氏は「被災者は投票なんかできません」「おかしいだろ」「みなさんどう思われますか」「なんで補正予算を組まないんだ」「粛々(投票)でいいんですか?」「こんなこと自体がおかしいんだ」「混乱させなきゃだめなんだ」などと主張を続けた。

額賀福志郎議長が「やめてください」「ただちに降壇してください」「演台で物品を掲げる行為は禁止されています」と呼びかけたが、大石氏は紙を掲げ、主張を続けたまま。続いていた投票が、大石氏の行為で一時ストップする事態になった。

大石氏はその後「裏金隠しの解散やめろ」という新たな紙も掲げて抗議を続け、自民党席に向かって「なにやってんだ、は、こっちのセリフだ」「恥ずかしいのはおまえだ」などと反論しながら叫んだ。

指示を受けても降壇しない大石氏に対し、業を煮やした額賀議長は、衛視による「強制降壇」を命じた。大石氏は女性衛視2人に両脇を抱えられ、強制的に降壇させられた。

大石氏はその後、あらためて壇上にあがり票を投じたが、首相指名選挙が混乱する異例のハプニングとなった。

大石氏は昨年5月の衆院本会議で、当時の財務金融委員長に対する解任決議案の採決が行われた際、岸田文雄首相の写真に「NO!」「もっと本気で闘う野党の復活を」などと書いた紙を掲げて抗議。その後、衆院議院運営委員会の理事会に呼ばれ厳重注意を受けた。

昨年2月にも、2023年度予算案採決が行われた際の「牛歩」戦術に対し厳重注意を受けた。この時、大石氏は自身のX(旧ツイッター)を更新し、「少数政党の小さな抵抗の声に厳重注意はありえず、全く不当なものだ」などとつづり、反発していた。

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