政治ジャーナリストの田崎史郎氏が2日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜午前8時）に出演。早期の衆院解散の大義説明を行った、石破茂総理の会見について言及した。
番組では1日に発足した石破内閣を特集。総裁選とは意見が異なる、早期解散について「内閣が発足したら国民に信を問う」と説明したという。
田崎氏は「新しい内閣が発足したからというのは一つの理由にはなる」としつつ「時期については総裁選中は、予算委員会をやってからとか言われてるんで。そちらの整合性が厳しく問われるんじゃないかと思う」と指摘。「昨日の会見を聞いていると、とても納得できませんでした」と率直な感想を明かした。
早期解散を正式表明した石破総理に野党は反発している。田崎氏は「来週の月曜火曜は代表質問を行う予定。9日に自民党は党首討論を、野党は予算委員会をと言っていて折り合っていない。しかし、結論は普通は45分の党首討論の時間を延長するところで収まるのでは」と説明した。
さらに「野党にとっては好都合」と指摘。「反対反対と自民党が強行してくれたら、追及材料できる。状況が変わるわけではないので、野党はほくそ笑んでいると思いますね」とした。