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小泉進次郎氏支えた自民ホープ、衆院選不出馬を表明「治療に専念を…」小倉将信議員が体調不良

日刊スポーツ 2024年10月2日 17時18分

自民党の小倉将信(まさのぶ)衆院議員(43)は2日、自身の公式ブログを更新し、10月15日公示-27日投開票で行われる次の衆院選に、出馬しないことを表明した。体調不良に伴う治療への専念が理由という。

小倉氏は衆院東京23区選出で当選4回。「若手の次世代ホープ」といわれ、9月の自民党総裁選では、小泉進次郎選対委員長(43)の陣営の活動を仕切っていた。突然の表明に党内では大きな衝撃が走っている。

小倉氏はブログに「次期総選挙に出馬しないことを決断し、党や後援会の関係者に報告しました」と書き出した。「このところ体調不良が続いていたため、総裁選が終わり、総選挙が目前に控えるにあたり、病院で検査を受けたところ、その結果が想像以上に優れず、医師より、全ての活動を控えて治療に専念をすべきと強く勧められました」とつづった。

2012年衆院選で初当選。公募からのスタートだったことを振り返り「幸いにも、4期、12年もの間、国会議員を務めさせていただき、一昨年には大臣を拝命しました。これも、浅学非才な私を多くの方が支えていただいたおかげです。この国のためにまだまだ働きたいとの気持ちや、更なる活躍を期待する支援者の方々の期待に応えなければならないとの気持ちも強く、検査の結果を受けてもなお大変悩み苦しみましたが、間近に控える選挙の期間中あるいは当選後の任期中に体調が悪化し、責任を果たせなくなるほうがご迷惑をかけてしまうと判断し、断腸の思いで、ここで政治活動に一区切りをつけ、体調の回復に専念することにしました」と記した。

「総選挙が迫る中で後任候補のためにも一分一秒でも早く出処進退を決断しなければならなかったため、お世話になった方々にとって突然の決断となってしまったことを深くお詫び申し上げます」と、15日に公示が迫る中での表明となった背景にも触れた。「次の選挙も戦うつもりで直前まで準備を進めてまいりましたので、解散総選挙が間近に控える中、党や地元の支部には候補者選びや選挙準備など多大なる負担をかけることになります。関係者には大変申し訳なく思います。私も裏方で出来る限り後任の候補の支援に努めますとともに、これまで支えてくれたスタッフ達が新天地でも活躍できるよう万全のサポートをしたいと考えております」とも記した。

その上で「私自身のこれからの人生については未だ何も決めておりませんが、体調が回復した後に、私が得てきた経験を少しでも誰かのお役に立てられるのであれば、それを何らかの形で社会に還元することでお世話になってきた方々へご恩返ししていきたいと思います」と記載。体調が回復すれば、再び活動を再開したいとの思いもつづった。

小倉氏は東大卒。英オックスフォード大大学院修了。日本銀行勤務を経て2012年衆院選で初当選。岸田内閣でこども政策担当相として初入閣した。

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