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【将棋】西山朋佳女流3冠に勝利した山川泰熙四段「読みの精度の高さを感じました」

日刊スポーツ 2024年10月2日 18時47分

女性として初の棋士、四段編入を目指す、西山朋佳女流3冠(白玲・女王・女流王将=29)の棋士編入試験5番勝負第2局、山川泰熙四段(26)戦が2日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。得意の「ゴキゲン中飛車」で連勝を狙ったが、山川との攻め合いに屈して敗れて足踏み。対戦成績は1勝1敗となった。

勝った山川は、マスク姿で対局した。対局中はマスクをせず、時折せき込んでいた西山に対し、平然と刺し進めた。「西山さんがコロナ明けということで、こうしました」。盤外の準備を怠らなかった。

第2局の対戦相手と決まり、「重い立場であることは分かっていました。自分は将棋指しなので、結果はどうであれ、目の前の将棋を頑張って指すしかないという結論になりました。自分ができる限りの準備を精いっぱい重ねて日々を過ごしてきました」。読みにない手も指されたが、中盤以降の攻め合いから抜け出した。

「中、終盤は西山調の力強い指し手であったり、読みの精度の高さを感じました」と印象を語っていた。

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