「首相大声」というワードが4日、X（旧ツイッター）のトレンドワードになった。この日衆参両院本会議で行われた石破茂首相（67）の所信表明演説で、野党側から激しいヤジが飛び、石破首相が時に、声のボリュームを上げて演説したことに触れたもの。
所信表明や代表質問での首相答弁をはじめ、与野党間の質疑や論戦方式ではない場合に首相の発言時にヤジが飛ぶのは、珍しいことではない。ただ今回、あまりのヤジの激しさに、首相が一瞬、演説を止めて野党席を軽くにらむようなシーンもみられた。
SNSには「ほんとにうるさかった…聞く気がないのか、目立ちたいのか」「石破茂首相の所信表明演説の野党野次うるさすぎて流石にしょうもないわ…首相大声で応戦とか以前に人の話はちゃんと聞こうな…」「人は年を取るほど子ども返りするのか？人の話は『まず聞きなさい！』と教わったでしょうに」など、石破首相へのヤジに対する野党への苦言のコメントが相次いだ。「どさくさに紛れて自民党議員も野次ってないかな」との指摘もみられた。
石破首相は所信表明演説中、慎重さなのか、余裕のなさなのか、ほとんど手元の紙を見ながらの発言だった。SNSには「ヤジが多い理由は首相が一番ご存知かと。結局自民党は何も変わりそうにないね」「手のひら返し 総裁選で言っていたことが入ってない ほぼ岸田 あなたなぜ首相になったの状態 そりゃヤジとぶよ」「コイツの所信等聞く価値が無いと判断したヤジでしょう」「首相大声？ ヤジが悪い？ ヤジられるのが悪い？」などの声も寄せられ、野党のヤジは賛否両論となっている。「所信表明演説」もトレンドワード入りした。