Infoseek 楽天

「近年まれに見るスカスカ」野田佳彦代表が石破茂首相の所信表明演説を酷評「変心」ぶり嘆く

日刊スポーツ 2024年10月4日 19時24分

立憲民主党の野田佳彦代表は4日、国会内で報道陣の取材に応じ、この日衆院本会議で行われた石破茂首相の所信表明演説について「近代、まれにみるスカスカの所信表明ではないですか」と、近代まれにみる?強い表現で酷評した。

野田氏は石破氏の首相就任前の言動を念頭に「自民党総裁選の時は極めて具体的に熱っぽく語っていたことが(演説に)全然入っていない」とも指摘。金融所得課税の強化や、「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」創設などの肝いり政策について、首相就任後は一気にトーンダウンし、この日も演説では触れられなかったことなどが念頭にあるとみられる。

野田氏は、首相就任前は衆院解散前の与野党論戦の必要性に言及していた石破氏と「がっぷり四つ」の議論に臨むことに意欲をみせてきた。しかし、石破氏はこれもほごにして、10月9日の衆院解散、同15日公示、27日投開票の衆院選日程を決定した。

野田氏は「見事に言行不一致」とも述べた上で「国民に信を問うとするなら何を問うのだろうと、本当に分からなくなった」とも指摘。好敵手と見すえていた石破首相の「変心」を嘆くように語った。

この記事の関連ニュース