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山田五郎氏を襲った「原発不明がん」とは 原発巣が分からず、大半が複数の臓器へ転移

日刊スポーツ 2024年10月4日 21時54分

評論家の山田五郎氏(65)が4日、自身のYouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」を更新。原発不明がんで闘病中であることを公表した。「あんまりいい話じゃないから黙っていようかと思ったんですけど」と切り出し、「ぎっくり腰やっちゃってるみたいなことを言っていたが、がんが骨に転移していて、圧迫骨折を起こしていた」と明かした。現状は「リンパにも骨にもあちこち転移している」と語り、「手術もできないから、化学治療しかできない。でも肝臓が原発じゃない。どこかから転移してきている」と抗がん剤治療を行いながら、副作用と闘っていく決意を語った。

原発不明がんとは、がんが転移した状態で見つかっても、最初にがんが発生した部位(原発巣)が分からないがんを総称したもの。がんは原発巣から、離れた部位へと転移する性質があるが、原発不明がんは詳しい検査を行っても原発巣が分からない。

原発不明がんでは、大半に複数の臓器への転移が認められる。さまざまな種類のがんが含まれており、患者個々で状態は異なる。2021年のデータでは、日本での罹患(りかん)数は年間約7000人で、がん全体の1~5%と推定されている。男女比では女性がわずかに多く、年齢では65歳以上に多く認められる。

症状は、がんが体のどこに広がっているかによって異なる。できた臓器に関連した症状が現れる一方で、症状が現れない場合もある。

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