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【竜王戦】佐々木勇気八段は公式戦優勝者、タイトル獲得経験者を撃破し藤井竜王に初挑戦

日刊スポーツ 2024年10月5日 10時41分

藤井聡太竜王(名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=22)が4連覇を目指してタイトル戦初登場の佐々木勇気八段(30)の挑戦を受ける、将棋の第37期竜王戦7番勝負第1局が5日午前9時からの2日制で東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」で始まった。先手後手を決める振り駒は歩が4枚出て、藤井が先手、佐々木が後手。お互いに飛車先の歩を突いてスタートすると、角換わりとなった。

挑戦者の佐々木は、今期の竜王戦ではランキング戦2組で出場。16人による勝ち抜き戦で三浦弘行九段、阿部健治郎七段、八代弥七段、郷田真隆九段と、公式戦優勝経験者4人を撃破して優勝した。1組優勝以下の5人、2組決勝進出両者、3~6組優勝の計11人による決勝トーナメントでは久保利明九段(1組3位)、佐藤康光九段(1組2位)を下して挑戦者決定戦に進出。挑決3番勝負では広瀬章人九段(1組4位)に連勝して、タイトル戦初挑戦となった。決勝トーナメントの対戦相手は全員タイトル獲得経験者でもある。

23年度には順位戦でB級1組からトップリーグのA級に初昇級。4勝4敗で迎えた最終局では、名人戦挑戦者にもなった斎藤慎太郎八段を下して残留(斎藤と広瀬が3勝6敗で陥落)を決めた。これが大きな自信になっているという。

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