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サンモニで石破首相のジレンマ指摘「安倍派議員いなくなると高市さんは力を失う。でも政権も…」

日刊スポーツ 2024年10月6日 9時2分

フリーアナウンサー膳場貴子がキャスターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)が6日、生放送され、BS-TBS「報道1930」キャスター編集長の松原耕二氏(64)が、石破茂首相(67)の新政権について私見を語った。

10月27日に予定される衆院選や裏金議員処遇などの「ブレ」が指摘される石破首相の新政権について、松原氏は「自民党としてはおそらく疑似政権交代を目指したわけですが、ここまで変わらないと、疑似政権交代にもなっていないですよね」と明言。「石破さんはよくこう言っていたんですよね。『総理になると大事な情報が入ってこなくなる』と、総理経験者から聞いているということを、私も直接何回も聞いていたんです。今回、政権中枢に入って、インナーサークルのリアリストに囲まれると一気に、国民という一番大事な情報を自分から追いやっているように見える」と語った。その上で「これから石破さん、過去の自分の発言と比べられ続ける、ずっと。ここで自分をどう出すか、どこに従うのか、良心なのか、党なのか。これが問われてくるんだと思います」とした。

一方で「ただこの変化の背景には、ひとつ忘れちゃいけないのは、安倍政治の終わりのせめぎ合いがあると思うんですね」とも指摘。「今度の選挙で安倍派の議員が多く当選してくると、安倍氏の後継を辞任している高市(早苗)さんが力を持ってくることになる。逆に安倍派の議員がだいぶいなくなると、高市さんは力を失う。でも自民党は政権を失うかもしれない。このものすごいジレンマの中にいるわけですよね」と現状を分析した。

松原氏は「この中で、石破さんがどういう風に判断し、自民党をどう変えていくのか、そこも注目していく必要がある」と、石破首相の課題も口にした。

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