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高知に走りにきてみいゃ 都内で高知龍馬マラソンPRイベント 金哲彦氏が参加希望者に講座も 

日刊スポーツ 2024年10月6日 21時53分

幕末の志士・坂本龍馬のふるさとを駆け抜ける「高知龍馬マラソン」(2025年2月16日開催)のPRイベントが6日、東京・銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」で行われた。

マラソンや駅伝の解説などでなじみのプロランニングコーチ、金哲彦氏(60)がゲスト参加。大会の魅力やコース説明、ランニング講座を行い、事前応募で集った市民ランナーや大会エントリー希望者ら約20人が熱心に聞き入った。

高知龍馬マラソンは、2013年から毎年開催(21、22年は新型コロナウイルス感染拡大のため中止)されており、例年約1万人が参加する人気のマラソン大会だ。2025年2月の第11回大会では、フルマラソン(42・195キロ)、ペアリレー(2人1組で約43キロ)、ファンラン(1・4キロ)が実施される。

健脚ぶりを試せるフルマラソンの部は最大高低差約50メートルの起伏に富んだコース設定で、高知城下の街並みや太平洋を望む絶景のパノラマビュー、「仁淀ブルー」の愛称で親しまれている清流の仁淀川流域の自然豊かな風景が広がる。全国で初めて、青学大陸上競技部がペースランナーを務めることも決まった。

大会アドバイザーを務め、ゲストランナーとして参加予定の金氏は「前半は高低差がありますが、後半はフラットなコース。沿道では本当に多くの地元の方が熱く応援してくださいますので、頑張れます。高知の素晴らしい景観もぜひ、楽しんでいただきたい」と魅力を語った。

この日のイベント参加者の中には、フルマラソン初挑戦を決意してエントリーした女性ランナーをはじめ、観光やお遍路で高知を訪れたことがきっかけで大会参加を決めた人も。普段のトレーニング方法や食事の取り方、大会直前のコンディションづくりなどについて質問が飛び、金氏が丁寧にアドバイスを送った。

ランナーにとって、コース各所に設置される給食も楽しみの1つだ。高知といえば、海、川、山の幸に恵まれた食の宝庫。名産のカツオやユズ、採れたて野菜、フルーツなどを使った軽食やドリンクが提供される。地元の人々の温かい笑顔とおもてなしに、心も体も癒やされること間違いなし。ゴール後には、カツオのたたきやつみれ汁も振る舞われる予定だ。PRイベントでの懇親会でも参加者たちは、藁(わら)焼きカツオのタタキや伝統の皿鉢(さわち)料理、土佐酒などに舌鼓を打ちながらランニング談議に花を咲かせた。

高知龍馬マラソンのエントリー受付は、10月31日(木)まで。大会公式サイトなどから申し込める。高知龍馬マラソン実行委員会事務局の佐竹修輔次長は「首都圏のランナーの皆さんに直接、大会の素晴らしさをお伝えする初めての機会を得られました。ぜひ、出場していただき、高知の魅力を思う存分、体感していただきたい」と多くのランナーの参加を期待していた。

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