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マドンナの弟がんで亡くなる、63歳 16年に結婚した同性婚相手の夫ら家族に見守られ安らかに

日刊スポーツ 2024年10月7日 16時8分

米歌手マドンナ(66)の弟でアーティスト兼インテリアデザイナーのクリストファー・チッコーネさんが4日、がんのため63歳で亡くなったことが明らかになった。チッコーネさんは、マドンナのキャリア初期の頃からバックダンサーや衣装、クリエーティブコンサルタントとして仕事を共にしており、1993年のツアー「ガールズ・ショー」ではプロダクションデザインのリーダーを務めるなど、クリエーティブ才能を提供してきたことで知られる。

声明によると、2016年に結婚した同性婚相手の夫を含む愛する家族に見守られながら安らかに亡くなったという。

マドンナは6日、過去の授賞式や撮影現場などで撮影したチッコーネさんとの思い出の写真を複数枚インスタグラムに投稿し、「長い間、私にとって最も身近な人だった。私たちの絆を説明するのは難しい。でもそれは、私たちが他と違っていて、社会が現状に従わないことで私たちを苦しめるだろうという理解から生まれたものだった。私たちは互いの手を取り合い、子ども時代の狂気の中を踊り続けた。実際、ダンスが私たちを結びつける一種の接着剤だった。中西部の小さな町でダンスを発見したことで私は救われ、弟も救われた」「私たちは飢えた動物のように芸術や音楽、映画をむさぼり食い、これらすべてが爆発する震源地にいた」と、長文の追悼メッセージをつづっている。思い出を振り返る一方、晩年は疎遠になっていたことも明かし、病気がきっかけで互いの存在の大切さを再認識し、「再び手を取り合った」と述べている。

マドンナは今年9月24日に義理母ジョアンさんをがんで亡くしたばかりで、わずか2週間の間に2人の身内を失ったことになる。また、兄のアンソニーさんも昨年2月に66歳で咽頭がんで亡くなっており、周囲では訃報が続いている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

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