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菊間千乃氏、石破首相の一部裏金議員の非公認を「党内で処分しても国民は納得せず」と一定理解 

日刊スポーツ 2024年10月8日 11時1分

元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏は8日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、15日に公示される衆院選(27日投開票)を前に、石破茂首相が自民党派閥裏金事件への対応をめぐり「裏金議員」の一部を非公認とする方針を示したことについて、一定の理解を示した。

番組では、衆院選で政党の公認の有無で選挙活動に大きな違いがあることを紹介。公認候補なら政見放送が認められるが非公認なら経歴放送にとどまったり、選挙カーの台数や選挙事務所の設置数も異なり、配布するビラの枚数も、非公認は7万枚で公認の11万枚より少ないなどのハンディがあることに触れた。現段階で、裏金事件で党員資格停止処分を受けた下村博文元文科相、西村康稔元経産相、高木毅元国対委員長に加え、1年間の党役職停止処分が続いており政治倫理審査会での説明を行っていない萩生田光一元政調会長、平沢勝栄衆院議員、三ツ林裕己衆院議員の6人が非公認となる見通しだ。

こうしたことを踏まえ、見解を問われた菊間氏は「有権者からするとその方(裏金議員の一部非公認)がいいことではないかなと思います」と述べた。「そうは言っても現職なんだから、新人と比べても顔も名前も知られているだろうし、これまで地元でどれだけきちんと政治活動してきたかということと、裏金の問題をきちんと説明して、そこで有権者が許すか許さないかの判断。それぞれの地元で、もう1回やり直せ、と応援してもらった人がまた国会に戻ってくるということだろうなと思う」と述べた。

番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一も「自民党の党内事情でもめているような感じですが、よく考えたら(一部非公認は)そりゃそうだろうと」と指摘すると、菊間氏は「自民党で処分した、というのは自民党の中の話で、国民は納得していない人が非常に多い。それぞれの地元が、自分たちの代表としてこの人で本当にいいのか、ということをきちんと示すという意味では、いいことでは」とも話した。

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