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羽鳥慎一アナ「石破さんが責められること?」裏金議員一部非公認への自民党内反発に疑問

日刊スポーツ 2024年10月8日 11時41分

フリーアナウンサー羽鳥慎一は8日、MCを務めるテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、衆院選(15日公示、27日投開票)を前に、石破茂首相が自民党派閥裏金事件への対応をめぐり「裏金議員」の一部を非公認とする方針を示し、党内から反発が出ていることについて「石破さんが責められることではないのかな」と指摘した。

番組では、政党の公認の有無で政見放送や配布できるビラの枚数など選挙活動に大きな違いがあることを紹介した。現段階で、裏金事件で党員資格停止処分を受けた下村博文元文科相、西村康稔元経産相、高木毅元国対委員長に加え、1年間の党役職停止処分が続いており政治倫理審査会での説明を行っていない萩生田光一元政調会長、平沢勝栄衆院議員、三ツ林裕己衆院議員の6人が非公認となる見通しだ。また、執行部は、処分の有無にかかわらず政治資金収支報告書への不記載が確認された議員は、小選挙区と比例代表との重複立候補を認めない方針。 

羽鳥は「党内事情でいろいろともめている感じですが、よく考えたら、そりゃそうだろうと」と、裏金議員の一部非公認方針に理解を示した。元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏が「自民党で処分した、というのは自民党の中の話で、国民は納得していない人が非常に多い。それぞれの地元が、自分たちの代表としてこの人で本当にいいのか、ということをきちんと示すという意味では、いいことではないかなと思う」と述べると、羽鳥は「石破さんが責められることではないのかなと。ここで(選挙を)通ってくればいいわけですからね」と指摘した。

自民党では今後、正式に公認、非公認の方針を決めることになるが、羽鳥は石破首相の対応を念頭に「国民の方を向くのか、党内を向くのかということですね」と指摘。これに、菊間氏は「当然、国民を向いて行かないと、石破さんはそこが頼りということなので」と主張した。

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