元サッカー日本代表GK本並健治（60）と、同MF前園真聖（50）が、9日夜放送のABCテレビ「これ余談なんですけど…」に出演。日本サッカー界のレジェンドで現在はJFLアトレチコ鈴鹿でプレーするFW三浦知良（57）のエピソードを披露した。
前園はユース経験はなく、プロ入り後の20歳で初めて日本代表に入った。
「92年は1度もトップチーム入れなくて、（93年のJリーグ）開幕戦もスタンドで見てて。1年目終わるぐらいに初めて日本代表に呼んでもらって。そん時にカズさんがいて。とにかくそばにいようと思って。プレーも、オフ・ザ・ピッチもずっと」
自身でも「ストーカー」と振り返るほどの“マンマーク”。「つねに一緒にいるわけで、ご飯食べに行く時も、連れてってくれる」ようになった。
「僕が見たことのない所へも連れてってくれるわけですよ。ま、20歳ですから。会員制みたいなとことか。カズさんが入ると、ゴッドファーザーの音楽流れる（笑い）。カズさんて、今はシーズン中お酒飲まないんですけど、その当時もオフの時だけしかお酒飲まないんですよ。で、テキーラしか飲まないんですよ」
カズがテキーラしか飲まない理由について、前園は「3杯ぐらい飲むとテンションあがるから。たくさん飲むと、体太るから。なるべく少ない量ですむようにって。そういうのもすべて、教わったのは、カズさんです」と明かした。
本並はガンバ大阪からヴェルディ川崎へ移籍した際のカズとの出会いを「ガラガラ（ヒョウ柄）ジーンズはいていって。『本並さん、関西人ぽいですね。丸出しです』って。第一印象がそれでした」と告白。
これに、前園が「サッカー選手がおしゃれって、カズさんが作り上げたと思う」と続け、自身も「サンダルとかハーフパンツとか、楽な格好で」練習に行くと、カズに指導を受けた思い出を語った。
カズは「ゾノ、お前な。外出たらファンが待ってるじゃないか。そんなだらしない格好で外へ出たら、プロとして良くない」と言い、前園は「それから洋服とかも気にするようになりました」と振り返った。
そんなカズのポリシーを受けて、本並は「練習でカズが入ってきたら、スーツに帽子かぶっとんねん。こいつどこ行くねん？ 今から練習するねんぞって」と驚いたと告白していた。