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田崎史郎氏が苦言 石破首相の衆院選での政策活動費使用発言に「廃止できる。総裁として決断を」

日刊スポーツ 2024年10月10日 12時1分

政治ジャーナリスト田崎史郎氏は10日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、石破茂首相が9日の党首討論で、使途公開が必要なく批判が根強い政策活動費を今回の衆院選で使うか問われ「現在認められている政策活動費を使うことはございます」と明言したことについて、苦言を呈した。

石破首相は、国民民主党の玉木雄一郎代表との討論で「この選挙では、1円も政策活動費は使わないということを明言してください」と問われた際、使用の可能性に踏み込んだ。玉木氏は「これ、結構、問題発言ですよ」と批判し「(使用は)合法ではあるが、自民党がこれだけのことをしておいて、政治の透明性、公平性が問われている中、公開義務のかかっていない何十億のお金を使ってまもなく始まる選挙を戦うのか」「総理、やめましょう。公開義務のかかっていないお金は一切使わず、この選挙をお互い堂々と戦う。そして新しい議席の中で新しい政治をつくっていくと明言してください」と呼びかけたが、首相は「現在、法律で許されている範囲内で適法適切に使う。お金で政治をねじ曲げることは一切考えていない」と、言い張った。

田崎氏は「政策活動費は使いますと宣言しているようなもの」と指摘。「総裁選を振り返る時、政策活動費を使う立場にあった茂木敏充幹事長が『廃止できます』と言われ、小泉進次郎さんたちも廃止しましょうと言われた中、石破さんはちょっと口をにごすような感じだった」とも述べた。

その上で「ぼくは、これは総裁として(使わないと)決断してもいいのではないかと。実際に使っていた茂木さんが廃止して大丈夫だと言っている。石破さんは、ここは踏み切るべきだと思う」と指摘した。

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