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宝塚音楽学校「すみれ募金」来春卒業本科生、ファンから初舞台エール「同期と力を合わせ精進を」

日刊スポーツ 2024年10月11日 13時5分

兵庫・宝塚音楽学校の本科111期生、予科112期生が11日、兵庫・宝塚大劇場で、小児がんをはじめとした医療的ケアが必要な子供や家族の支援を呼びかける「すみれ募金」活動を行った。

例年は週末の春開催も、今年は授業カリキュラムの都合などで、秋の平日開催となった。それでも大勢のファンが募金活動に協力。無事に終え、本科111期生の代表4人、光田悠那(みつだ・ゆうな)さん、三枝友梨乃(みつえだ・ゆりの)さん、南田愛弥(なんだ・まなみ)さん、今井絢音(いまい・あやね)さんが取材に応じた。

安心したような笑みを浮かべた光田さんは「たいへんうれしい気持ちでいっぱいです。(施設の)活動がたくさんの方に知っていただけたら幸いです」。南田さんは「今年も昨年と同じく無事すみれ募金活動をさせていただき、多くのお客さまや、(開催へ)ご尽力くださった関係者の皆さまに感謝の気持ちでいっぱいでございます」と語った。

春開催が延期になったことで、開催への不安もあった中、無事にこの日を終え、一様にほっとした様子。111期本科生は昨春に入学し、来春、2年の学びを終えて卒業、宝塚歌劇団へ入団し初舞台へと向かう。この日、募金に参加した大勢のファンから激励の声をかけられ、あらためて募る思いもあった。

男役志望の光田さんは「たくさんのお客さまに『頑張ってね』『応援しているよ』との言葉をいただき、私自身、お言葉を胸に芸事に頑張っていきたい」。同じく男役志望の三枝さんも、来春に控える初舞台へ激励の言葉をもらい「もう初舞台まであと少しという実感がわき、とても緊張しています。これからも1日1日を大切に成長できるように頑張りたいという気持ちになりました」と語った。

また、娘役志望の南田さんは「お客さまに間近で『初舞台頑張ってね』や、すみれ募金へのお言葉をいただき、とても胸が熱くなりました。愛のあるたくさんの言葉をいただいて、私自身とても元気が出ました。その気持ちを舞台で返せるように」。娘役志望の今井さんも、初舞台へ応援する思いを寄せられ「初舞台まで同期と力を合わせ精進してまいります」と誓った。

この日の会場は本拠地、大劇場の改札入り口前。あこがれの先輩には、光田さんは「(雪組トップの)彩風咲奈さんのような華のある、品格のある男役を目指します」。三枝さんは星組スター暁千星をあげ「いつも全力で一生懸命な男役になれるように頑張りたい」と目を輝かせた。

南田さんは、OGの元宙組トップ娘役実咲凜音を目指し「華やかで歌もダンスもお芝居もできる3拍子そろった娘役さんになれるように」。今井さんも、同じくOGの元花組トップ娘役星風まどかをあげ「華やかで美しい娘役を目指してまいります」と誓っていた。

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