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キャサリン皇太子妃、がんの化学療法を終えたと公表して以降、初めてウィリアム皇太子と公務

日刊スポーツ 2024年10月11日 13時55分

英王室のキャサリン皇太子妃(42)が10日、夫ウィリアム皇太子(42)と共に北西部にある都市サウスポートをサプライズ訪問し、今年7月に米歌手テイラー・スウィフトをテーマにしたダンスイベントで起きた刺傷事件の被害者家族と面会した。先月9日にがんの化学療法を終えたと公表して以降、初めて2人そろって公務に臨んだ。

米ピープル誌などによると、2人はサウスポートの子ども向けダンス教室に乱入した17歳の少年によって刺殺された6歳から9歳までの少女3人の家族と個人的に面会し、約90分間に渡って話をしたという。2人はその後、教室のダンス講師や救急隊員とも対面し、握手をする様子なども公開された。皇太子妃は、救命に当たった隊員と話しながら感情的になる様子も見られたという。

皇太子妃は先週、ウィンザー城で行われた叙勲式に出席し、写真撮影を依頼した自身と同じくがんと闘う若きカメラマンの少女と面会し、公務復帰を果たしていたが、公の場に姿を見せたのはこれが初めて。当初は皇太子の単独訪問の予定だったが、コミュニティーへの支援を示すために皇太子妃自らが同行することを決めたと、ピープル誌は伝えている。

皇太子妃は、これから年末にかけて体調を見ながらロンドンのウェストミンスター寺院で毎年開催されているクリスマスキャロルなどいくつかの公務に参加する可能性が伝えられている。

社会に衝撃を与えたこの事件では、大人2人と8人の少女が負傷し、犯人は3件の殺人と10件の殺人未遂容疑で起訴され、今月末に裁判所に出廷する予定となっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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