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岸田文雄氏が日本被団協にXで祝意 ノーベル平和賞「心からお慶び」に「語る資格ない」の声も

日刊スポーツ 2024年10月11日 20時22分

岸田文雄前首相は11日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、ノルウェーのノーベル賞委員会がこの日、今年のノーベル平和賞に日本全国の被爆者らでつくる日本原水爆被害者団体協議会(被団協)に授与すると発表したことを受けて、祝意を表明した。

衆院広島1区選出の岸田氏は「『核兵器のない世界』の実現に向けて努力を積み重ねていくことは唯一の戦争被爆国である我が国の使命です。日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞受賞は、被爆者の思いや被爆の実相の継承、核兵器のない世界と恒久平和実現に向けた長年のご努力に対する評価であり、心からお慶び申し上げます」と投稿した。

岸田氏の投稿には「おめでとうございます!」「岸田総理ありがとうございます」など賛意を示すコメントが寄せられている反面、日本政府が核兵器禁止条約に署名、批准していないことに触れ「日本は核兵器禁止条約に署名も批准もしていません。日本政府は『条約に核兵器を保有する国々が参加しておらず、日本だけが加わっても、核廃絶にはつながらない』などとして参加していません。あなたにはノーベル平和賞受賞のお祝いを語る資格はない!」と指摘するコメントもあった。

「核兵器を保有している国に行って訴えてくださいな」「言行不一致」「アメリカ様の前で同じことが言えるのですかね」など、これまで首相を務めていた岸田氏の立場を念頭に、厳しい指摘も寄せられた。

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