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国民玉木雄一郎代表が不快感 衆院選野党間候補者調整で立民から「具体的働きかけ一切ない」

日刊スポーツ 2024年10月12日 5時0分

国民民主党の玉木雄一郎代表(55)は11日、衆院選(15日公示、27日投開票)を前に国会内で日刊スポーツなどのインタビューに応じた。その中で、野党間で競合する選挙区で候補者調整が進まないことに関して、野党第1党の立憲民主党への不満を口にした。

野党の候補者調整が進んでいないことをめぐっては、立民の衆院選総合選挙対策本部長代行を務める小沢一郎氏が8日、9月23日の野田佳彦代表就任から選対本部の初会合が行われた10月7日までの間に、調整作業が進んでいなかったとして「2週間あったんだから、その間にできるだけのことをやらなくちゃいけなかった」「魔法使いでもない限り、難しいのではないか」と指摘している。

玉木氏は、与党を利する形にもなる野党間の候補者調整の遅滞ぶりについて「野党第1党のリーダーシップがないからじゃないですか」と立憲民主党の対応に不快感を示し「『裏金議員の選挙区では一本化』と報道では見ますが、具体的な働きかけは今に至るまで一切ない」と明かした。

「我々は小さな政党だが、大きな政党には大きな政党なりの融通の余地がある。そこは、野党第1党が全体をみて俯瞰(ふかん)しながら、普通は話をすると思うが、外向きにはいろんなことを言っているが、いまだに何の働きかけもないから、やりようがない」と主張した。

「むしろ野田さんになってからの方が(交流が)ない。泉(健太前代表)さんの時の方がやっていた。コミュニケーションは落ちている」とも指摘。「小選挙区だからできるだけ(野党で候補者は)合わせた方がいいと思うが、国民民主党が候補を擁立し、連合が推薦しているようなところに、立ててきているのは立憲だ」との主張も展開した。

同じ香川が選挙区の小川淳也幹事長について「選挙区調整の権限は、あまり与えられていないようだ」とも述べた。

玉木氏は、今回の衆院選について「今回だけは、自民党を勝たせてはだめだ。『正論パンチ』で、困難を打ち破りたい」と訴えた。

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