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れいわ山本太郎氏「経済オンチ」石破首相思わず言葉のみこみ「ふう」消費税率めぐる議論で

日刊スポーツ 2024年10月13日 13時9分

れいわ新選組の山本太郎代表は13日、衆院選(15日公示、27日投開票)を前に与野党9党党首が出演したNHK「日曜討論」(日曜午前9時)で、消費税をめぐる石破茂首相の主張に「経済オンチ」と指摘し、石破首相が何か言おうとして、思わず言葉をのみこむひと幕があった。

物価高対策をめぐる各党議論の中で、石破首相は消費税の税率に言及。「消費税を減税するというやり方を取ったとしても社会保障の安定的な財源は確保されない」とした上で「消費税を引き下げることは考えておりませんし、当面、あげることも考えていない。当面は今のやり方でどうやって安定的な社会保障を確保するかということ」と首相。消費税率を上げない「当面」の期間について、自民党総裁の任期中か問われると「経済や社会保障の状況がどうなるかということ。最初から決め打ちはしない。当面、上げることは考えていないということ」と説明した。

これに対し、消費税廃止を訴えている山本氏は「総理は、景気が悪くても安定した財源が消費税なんだという話をされたが、景気が悪いときに安定した財源をつくってはだめだ。社会にお金が回らず、庶民が困る」と持論を主張。「それでも安定した財源として消費税を続けるという感覚が、やっぱり経済オンチなんだなと思う」と指摘した。

これに対し、石破氏は何か反論しようと口を開いたが、山本氏が主張を続けたため言葉をのみこみ、「ふう」という声が、テレビ放送を通じて流れた。

山本氏は首相に対し「考えてみてくださいよ。1997年に5%、その後に8%、10%と、日本が景気が悪い時に消費税が上がった。日本経済はどうなったか。これが答えだ」と主張。「世界では、景気が悪い時には消費税は下げる。これは国防の問題で、日本経済が弱れば国も当然弱る。大至急やらないといけないテーマだ」とした上で「時限的措置(で下げるとか)8%とか、ケチなことを言っていてはだめ。消費税は廃止だ。30年が失われている」と持論を訴えた。

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