上野梨紗女流棋聖が13日、神奈川県平塚市内で行われた第27回湘南ひらつか囲碁まつり1000面打ち大会に初めて参加した。JR平塚駅前の目抜き通りにテーブルとイスを並べ、計500人の参加者が2回に分けて約85分ずつ行われる指導碁をこなし、トークショーにもゲスト出演した。
今年1月には女流棋聖戦の挑戦者として平塚に来ている。ピリピリした対局の違い、今回は棋士入場の時からファンの大きな拍手を受け、「街がきれいなだけではなく、すごくいい雰囲気。甲子園で入場行進する高校球児のようなすごくいい気持ちでした」と笑っていた。
このイベント、現役のタイトル保持者が招待される確率が高い。来年1月にはやはり平塚で女流棋聖の初防衛戦が控えている。「女流棋聖を防衛して、1年後の1000面打ちに招かれればうれしいです」と張り切っていた。