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立民野田代表「裏、裏、裏の自民党政治に決別を」 裏金問題で非公認議員の地元で第一声

日刊スポーツ 2024年10月15日 14時56分

立憲民主党の野田佳彦代表は衆院選が公示された15日、自民党の派閥裏金事件を受けて党から非公認となった萩生田光一・元自民党政調会長(61)が立候補している東京24区の八王子市で選挙戦第一声を行った。

同党は元参院議員の有田芳生氏(72)を同区に擁立している。

野田氏は「(萩生田氏は)巨大な存在で、八王子に根を張っている強敵だ。立ち向かうには勇気がいるが、勇気を振り絞っていただいた」とした上で、東京24区を第一声の地に選んだ理由について「我々は裏金を許してはいけない。忘れてはいけないと言う思いを共有したい」と主張。この日は、旧安倍派幹部として萩生田氏と同様に非公認となった西村康稔・元経産相、高木毅・元国対委員長の選挙区に入り、立民の候補を応援するとも述べ「効率は悪いが、でも『裏金隠し解散』なので(裏金問題を)隠してはいけない。裏金問題が争点であることを国民のみなさまにもご理解いただき、共有いただくため、初日は裏金大物議員の選挙区を回る」と述べた。

その上で、萩生田氏と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係が取りざたされたことを念頭に「裏金議員を裏で支える政治、裏、裏、裏の自民党政治に決別しようではないか」とも訴えた。

東京24区には萩生田氏、有田氏のほかに、いずれも新人で参政党の与倉さゆり氏(40)、無所属の畑尻文夫氏(69)、国民民主党の浦川祐輔氏(31)、日本維新の会の佐藤由美氏(52)も立候補した。これまで連続当選を続けてきた萩生田氏が無所属での出馬を余儀なくされた今回の選挙で、野党候補が乱立する構図となっている。

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