衆院選（27日投開票）で立憲民主党の候補者の応援を続けている蓮舫前参院議員（56）は24日、東京・八王子市内で街頭演説し、自民党の裏金非公認候補への2000万円支給報道を受けて「裏金議員に裏支給。自民党は何も反省していないじゃないですか」と、自民党の対応を批判した。
「（自民党の公約では）『ルールを守る』というが、ルールを守っていない人に2000万円を渡すくらいなら、生活に苦しむ国民を守るためにお金を使うのが責任ある政治だ」と述べ、同党への支持を訴えた。
また、石破茂首相について「私は期待していた。野党が言っていることを聞いてくれる政治ができると思った。ところがどうでしょう。総裁選に勝って首相になって、わずか9日で国会を解散して総選挙ですよ。石破さんに、内閣総理大臣の資格はないと、あらためてこの総選挙を通じて訴えたい」と、衆院解散をめぐる判断をこき下ろした
石破首相が、自民党総裁選のタイミングまでは選択的夫婦別姓導入や日米地位協定の改正、金融所得課税の強化に前向きだったことに触れながら「自民党の総理総裁になったら、なんで、後ろ向きになったのか」とも指摘。「あらためて、しっかり戦うべき時が来た。裏金の問題やカルトの問題はさっさと終わらせて、みなさまの暮らしや幸せのために政治があるということを、堂々と政策提言していく政治をつくっていただきたい」とも呼びかけた。